SolidWorksが重い・遅いを完全解決する方法 【原因別に徹底解説】

SolidWorksトラブル解決

「また固まった…」SolidWorksの重さ、もう限界じゃないですか?

アセンブリを開こうとしたら、砂時計が止まらない。
ちょっとした形状変更をするだけで、画面がフリーズする。
レンダリングをかけたら、コーヒーを飲んで戻ってきても終わっていない。

設計の仕事をしていると、こんな場面に毎日のように遭遇しませんか?

アイデアが頭に浮かんでいるのに、ツールの重さがそれを遮る。締め切りが迫っているのに、PCが言うことを聞かない。あの「処理中…」のくるくるが、じわじわとモチベーションを削っていく感覚、よくわかります。

この記事では、SolidWorksが重くなる本当の原因と、今日からできる具体的な解決策を、現場目線で徹底解説します。設定の見直しだけで劇的に改善するケースも多いので、ぜひ最後まで読んでみてください。


SolidWorksが重くなる3つの原因

原因1:PCスペックが足りていない

最も根本的な原因がこれです。SolidWorksは3Dデータを扱う非常に重いソフトウェアです。一般的なビジネス用PCや、少し前に買ったPCでは、正直なところスペックが追いついていないことがほとんどです。

特に以下の点が不足していると、動作に直接影響します。

  • RAM(メモリ)が16GB未満:アセンブリを開いただけでメモリが埋まる
  • グラフィックボードが非対応:SolidWorksはNVIDIA Quadroなどのワークステーション向けGPUを推奨している
  • CPUが古い・コア数が少ない:再構築処理やシミュレーションで詰まる
  • ストレージがHDD:SSDに変えるだけで起動・読み込みが劇的に速くなる

「買ったばかりのPCなのに重い」という場合も、ゲーミングPCやオフィスPCはSolidWorksの動作に最適化されていないことが多いです。

原因2:SolidWorksの設定が最適化されていない

実はこれが見落とされがちな原因です。初期設定のままSolidWorksを使っていると、不要な処理が裏側で走り続けて、パフォーマンスを大幅に落としています。

特に影響が大きいのは以下の設定です。

  • リアルビューグラフィックスがオン:見た目はきれいだが処理負荷が高い
  • アニメーション速度の設定:不要なアニメーションが処理を食う
  • 自動復元の間隔が短すぎる:頻繁な自動保存がフリーズの原因になる
  • 画像品質が高すぎる:モデルの表示解像度を下げるだけで速くなる

設定を見直すだけで「別のPCになったみたい」と感じるケースも珍しくありません。後述の解決策で具体的な手順を紹介します。

原因3:ファイル・データの問題

SolidWorksのファイル自体が重くなっているケースもあります。

  • アセンブリのコンポーネント数が多すぎる:数百点を超えると一気に重くなる
  • 不要なフィーチャーが積み重なっている:試行錯誤の履歴がそのまま残っている
  • 読み込み先のネットワークドライブが遅い:ファイルサーバー経由で開くと極端に遅くなる
  • テンポラリファイルが溜まっている:長期間使い続けると不要データが蓄積する

今すぐできる解決策【設定編】

① 画像品質を下げる

効果が大きい割に、設定変更1分で完了します。

  1. ツール → オプション → ドキュメントプロパティ
  2. 「画像品質」を選択
  3. スライダーを左側(低品質)に移動
  4. 「OK」をクリック

設計作業中は低品質で十分です。プレゼン用に出力する時だけ戻せばOKです。

② リアルビューグラフィックスをオフにする

  1. 表示 → 表示設定 → リアルビューグラフィックス
  2. チェックを外してオフにする

作業中はオフにしておくだけで、体感速度がかなり変わります。

③ 自動復元の間隔を延ばす

  1. ツール → オプション → システムオプション
  2. 「バックアップ/復元」を選択
  3. 自動復元の保存間隔を「10分」→「30分」に変更

こまめな自動保存は安心感がありますが、その都度処理が走るため、作業中のフリーズ原因になります。

④ 大規模アセンブリモードを活用する

  1. ツール → オプション → システムオプション
  2. 「アセンブリ」を選択
  3. 「大規模アセンブリモードを自動的に使用する」にチェック
  4. コンポーネント数の閾値を設定(目安:500点)

一定数以上のコンポーネントが含まれるアセンブリを開く際に、自動的に軽量モードで表示してくれます。

⑤ テンポラリファイルを削除する

  1. Windowsの「ファイル名を指定して実行」を開く(Win+R)
  2. 「%temp%」と入力してEnter
  3. フォルダ内のファイルを全て選択して削除

削除できないファイルは使用中なのでスキップしてOKです。定期的にやるだけで動作が安定します。


根本解決策【PCスペック編】

設定を見直しても改善しない場合、正直なところPCのスペックが限界に来ています。SolidWorksを快適に動かすための推奨スペックは以下の通りです。

パーツ最低ライン快適ライン
CPUCore i7(第10世代以上)Core i9 / Ryzen 9
RAM16GB32GB以上
GPUNVIDIA Quadro / RTX ARTX A2000以上
ストレージSSD 512GBNVMe SSD 1TB以上

特にメモリ32GB・NVMe SSD・ワークステーション向けGPUの3点が揃うと、体感が別次元になります。大規模アセンブリや解析を使う方は、この3点を最優先で見直してください。


まとめ:設定で改善しないならPC買い替えを本気で検討しよう

SolidWorksの重さに悩んでいる方は、まず今回紹介した設定変更を全て試してみてください。特に画像品質の変更・リアルビューオフ・テンポラリ削除は今すぐできて効果が高いです。

それでも改善しない場合は、PCのスペック不足がほぼ確実な原因です。ストレスを抱えながら非効率な作業を続けるより、PCへの投資が結果的に一番コスパが高い判断になることも多いです。

毎日使うツールだからこそ、快適な環境で仕事をする価値は十分あります。

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