新しい図面を開くたびに、表題欄の会社名・図番・尺度を毎回手入力していませんか?それ、テンプレートを作れば1秒で解決できます。最初に30分かけてテンプレートを整備するだけで、その後の何百枚もの図面作成が劇的に楽になります。
この記事でわかること
- SolidWorksの図面テンプレート(.drwdot)の作り方
- 表題欄・シートフォーマットのカスタマイズ方法
- テンプレートを会社・チームで共有する方法
- ダウンロードして使えるテンプレートの活用方法
図面テンプレートと図面フォーマットの違い
SolidWorksには似た概念が2つあるので、まず整理しておきます。
- シートフォーマット(.slddrt):図面の「枠・表題欄・ロゴ」などの背景部分。A3縦・A4横など用紙サイズ×向きの組み合わせごとに作成する。
- 図面テンプレート(.drwdot):新規図面を開いたときの「初期状態」を保存したもの。フォーマット・投影法・単位系・レイヤー設定なども含む。
会社標準の図面を作るには、この2つをセットで整備するのがベストプラクティスです。
シートフォーマット(表題欄)の作り方
Step 1:既存フォーマットを編集モードで開く
- 新規図面を作成し、用紙サイズ(例:A3)を選択
- 図面シートの空白部分で右クリック
- 「シートフォーマットを編集」を選択
- 背景の枠・表題欄が編集可能になる(水色になる)
Step 2:表題欄をカスタマイズする
表題欄のテキストは2種類あります。
- 固定テキスト:会社名・部署名など毎回変わらない文字 → 直接テキストを入力
- リンクテキスト:図番・品名・作成者など図面プロパティから自動取得するテキスト → 「プロパティにリンク」機能を使う
💡 プロパティリンクの設定方法
- 表題欄内のテキストボックスをダブルクリック
- テキスト入力エリアが表示される
- 「プロパティにリンク」ボタン(Σマーク)をクリック
- プロパティ名(例:「SW-図面番号」「作成者」)を選択
- OKで確定
一度設定すると、図面プロパティに入力した内容が表題欄に自動反映されるようになります。
Step 3:会社ロゴを挿入する
- メニュー:挿入 → オブジェクト → ビットマップイメージ(または「画像の挿入」)
- ロゴのPNGまたはBMPファイルを選択
- 表題欄の所定位置に配置・サイズ調整
Step 4:フォーマットを保存する
- ファイル → 「シートフォーマットを保存」
- ファイル名:例「A3横_社内標準.slddrt」
- 保存先:SolidWorksのSheetFormatsフォルダ(またはサーバー共有フォルダ)
図面テンプレート(.drwdot)の作り方
- 作成したフォーマットで図面を開いた状態にする
- 投影法を設定:ツール → オプション → ドキュメントプロパティ → 投影タイプ(第三角法/第一角法)
- 単位系を設定:ドキュメントプロパティ → 単位(MMGS など)
- レイヤー・フォントなどを好みに設定
- ファイル → 名前を付けて保存 → ファイルの種類を「図面テンプレート(*.drwdot)」に変更
- 保存先:SolidWorksのTemplatesフォルダ
テンプレートを使って新規図面を作成する
- ファイル → 新規 → 図面
- 「参照」ボタンからテンプレートフォルダを指定
- 作成した「A3横_社内標準.drwdot」を選択
- OKで即座に標準図面が開く
チームで共有するには
テンプレートをサーバーの共有フォルダに保存し、全員のSolidWorks設定でそのフォルダを参照先に指定するのが最もシンプルな方法です。
- ツール → オプション → システムオプション → ファイルの場所
- 「ドキュメントテンプレート」に共有フォルダのパスを追加
- 全員のPCで同じ設定をすれば完了
まとめ
図面テンプレートの整備は一度やれば何年も使い続けられる投資です。特に複数人で設計する職場では、テンプレートの統一が図面品質の底上げに直結します。まず自分用から始めて、うまくできたらチームに展開しましょう。
SolidWorks図面テンプレート 設定ポイント集
A4縦1枚 / JIS標準風 / SolidWorks 2018〜2025対応
プロパティリンク11項目の記述一覧・NG例と対策・完成チェックリストを1枚に凝縮。テンプレート作成時の手元リファレンスとして使えます。
✅ NG例・対策
✅ チェックリスト


