SolidWorksのショートカットキー完全一覧【印刷用PDF付き】

設計業務の効率化Tips


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「ショートカット、全部覚えてる?」と聞かれたら、正直に言う。
「よく使うやつだけ」——そんな設計者は世界中にいる。でも、それでいい。
この記事は SolidWorksのショートカットキーを総まとめした、実務で即使える保存版です。
よく使う操作から、知っていると「おっ」となる上級のものまで、カテゴリ別に整理しました。
印刷用PDF付きなので、モニターの隣に貼っておけます。

1. なぜショートカットを使うべきか

設計業務でSolidWorksを使っている時間のうち、マウスクリックと画面移動にどれだけ時間を使っているか考えたことはあるだろうか。研究によれば、熟練CADオペレーターとビギナーの操作速度の差は、知識よりも手の動かし方にあることが多い。

ショートカットキーの本質は「思考とCAD操作のラグをゼロにする」こと。頭の中のイメージを、できるだけ早く画面上に落とし込む。それが設計の質にも直結する。

  • 繰り返し操作の時間を削減できる
  • 集中状態(フロー)を途切れさせない
  • マウス操作の疲労軽減
  • 業務の「見えない残業」を減らせる

全部覚える必要はない。まず10個だけ、自分の業務でよく使うものを選んで習慣化するのが最速ルートだ。

2. 基本操作のショートカット

どのソフトでも共通するものが多いが、SolidWorksで確実に動くかを確認しておこう。

ショートカット 機能
Ctrl + Z 元に戻す(アンドゥ)——使いすぎ注意、でもないと死ぬ
Ctrl + Y やり直し(リドゥ)
Ctrl + S 上書き保存——癖にするだけで1回は命拾いする
Ctrl + N 新規ファイル作成
Ctrl + O ファイルを開く
Ctrl + P 印刷
Ctrl + C / V / X コピー / 貼り付け / 切り取り
Ctrl + A すべて選択
Delete 選択要素を削除
Esc コマンドキャンセル・選択解除
Ctrl + Tab 開いているファイルを切り替える
F1 ヘルプを開く(意外と使う)

3. 表示・ビュー操作

3Dモデルを扱う上で、ビュー操作の速さは設計スピードに直結する。数字ショートカットは特に覚えておきたい。

ショートカット 機能
Space + ドラッグ ビューの回転(3Dモデル)
Ctrl + ドラッグ ビューの移動(パン)
マウスホイール ズームイン / アウト
F 全体表示(フィットビュー)——迷子になったら必ずこれ
Ctrl + 1 正面ビュー
Ctrl + 2 背面ビュー
Ctrl + 3 左側面ビュー
Ctrl + 4 右側面ビュー
Ctrl + 5 上面ビュー
Ctrl + 6 底面ビュー
Ctrl + 7 アイソメトリックビュー——プレゼンで一番使う
Ctrl + 8 法線方向ビュー(選択面に垂直)
💡 Pro Tip:スペースキーはビュー操作の万能選手

Spaceキーだけでビューセレクターダイアログが開く。マウスを動かしながら目的の方向をクリックできるので、ビューの一覧を覚えていなくても直感的に操作できる。初心者にこそ先に教えてあげたい機能だ。

4. スケッチ操作のショートカット

スケッチは設計の起点。ここの操作が速くなるだけで、モデリング全体のテンポが変わる

ショートカット 機能
L 直線ツール——最頻出、指に染み込ませよう
R 長方形ツール
C 円ツール
A 円弧ツール
S ショートカットバー(状況に応じたコマンドパレット)
D スマート寸法——スケッチの「締め」はこれ
E 要素のトリム
O エンティティオフセット
T テキスト追加
G スケッチの幾何拘束一覧
Ctrl + Q スケッチ終了

5. フィーチャー操作のショートカット

フィーチャーの作成・修正でよく使うものを厳選した。Ctrl+Bは特に覚えておくと便利だ。

ショートカット 機能
Ctrl + B 再生成(リビルド)——モデルが怪しいときの最初の一手
Ctrl + Q 強制リビルド(全部再計算)
Alt + ドラッグ フィーチャーのコピー移動
Tab プロパティ内の次のフィールドへ移動
Enter コマンド実行 / 確定

📌 記事の内容を印刷用PDFにまとめました。デスクに貼ってすぐ参照できます。

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6. アセンブリのショートカット

部品点数が多くなるほど、アセンブリ操作のショートカット習熟度が生産性に直結してくる。

ショートカット 機能
Alt + ドラッグ 部品のコピー配置(インスタンス追加)
Ctrl + ドラッグ 部品の移動(合致に関係なく強制移動)
Tab 選択部品の表示/非表示切り替え
Shift + Tab 全部品を表示状態に戻す
Ctrl + Shift + U アセンブリの更新(外部参照を含む)
D 合致ツールを起動

7. 図面作成のショートカット

図面作業は地味に時間を取られる工程。ショートカットを使い始めると「なんで今まで使ってなかったんだ」と思うことになる。

ショートカット 機能
Ctrl + D 図面シートのプロパティ・スタイル設定
R 長方形ツール(図面内の注記枠など)
N 注記(テキスト)ツール
Ctrl + J ビューの整列(アライン)
Ctrl + H 非表示ビューの切り替え

8. ショートカットのカスタマイズ方法

SolidWorksはショートカットを自分の作業フローに合わせて変更できる。これを使わない手はない。

カスタマイズ手順

  1. ツールカスタマイズ をクリック
  2. キーボード」タブを選択
  3. コマンドを検索 → 割り当てたいキーを入力
  4. 競合がある場合は警告が表示されるので確認して決定
  5. 設定後は必ずエクスポートしてバックアップ(PCの引っ越し時に役立つ)
🔑 筆者イチオシ:Sキー(ショートカットバー)を育てる

スケッチ中、フィーチャー中、アセンブリ中、それぞれでSキーを押すと状況依存のコマンドパレットが出る。ここに「自分がよく使うコマンドだけ」を登録しておくと、マウスの移動量が激減する。ツールバーを探し回る時代は終わりだ。

9. 【実話】あのデッドライン前夜の話

忘れられない夜がある。

あれは量産試作の直前、締切まで残り18時間というタイミングだった。客先から「部品点数を20点削減してほしい」という鬼のような修正依頼が来た。アセンブリは200点超え、図面は30枚以上。普通に考えると徹夜どころか翌日の昼まで潰れる案件だ。

そのとき隣の先輩が言った一言が今でも刺さっている。

「お前、Ctrl+Bすら使ってないだろ」

ドキッとした。確かに、リビルドのたびにメニューから「再生成」をクリックしていた。スケッチを終了するたびに左上のチェックを探していた。正直、Ctrl+BCtrl+Qも、なんとなく知ってはいたが「そこまで変わらないだろ」と思っていた。

先輩はその夜、横で黙々と修正をこなしていた。ほぼマウスを触らず、キーボードだけでモデルを動かしていた。自分の画面と比べると、体感で2倍以上速い

結局、先輩の助けもあって締め切りには間に合った。でも、その翌日からは意識が変わった。まず10個だけショートカットを決めて、意識して使い続けた。1週間で5個が無意識になった。1ヶ月後には、自分が先輩と同じ「キーボードで設計している人」になっていた。

あのデッドライン前夜は、今でも感謝している。ちょっと悔しいけど。

10. 印刷用PDFダウンロード

この記事のショートカット一覧をA4印刷用PDFにまとめました。モニターの隣に貼っておくだけで、自然と手が覚えていきます。

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11. まとめと次のステップ

SolidWorksのショートカットキーは、知っているだけでは意味がない。使って、手に覚えさせて、初めて武器になる。

  • まず「よく使う10個」を決めて1週間使い続ける
  • Sキー(ショートカットバー)に自分のコマンドを登録する
  • カスタマイズした設定はエクスポートして保存する
  • PDFを印刷してデスクに貼っておく

ショートカットを制した先には、マクロ・API・設計自動化という世界が広がっている。「手を動かす時間」を減らすことで、「頭を使う時間」が増える。それが設計者として成長する最短ルートだと、今でも信じている。

このブログでは、SolidWorksの効率化Tipsをシリーズで発信しています。次回は「設計テーブルとグローバル変数の使い方」を予定しています。

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ここまで読んでくれたなら、あなたは間違いなく「SolidWorksを本気で使いこなしたい」人だと思う。
ショートカットは「速く動く」ための道具。でも、何を作るか・どう設計するかを知らないと、速くても遠回りになる。

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